このパッケージには w3m を Emacs 上で動かすためのプログラム emacs-w3m が 含まれています. 1. はじめに w3m は,伊藤彰則さんによって開発された World Wide Web に対応したペー ジャです.あくまでページャですが,テキストベース WWW ブラウザとしても 使うことができます.詳細については, http://w3m.sourceforge.net/ を参照してください. emacs-w3m は,Emacs 上で動作する単なるインターフェースプログラムに過 ぎません.公式 Web ページの URL は, http://emacs-w3m.namazu.org/ です.以下の説明のもっと詳しいものを,HTML 化された Info の形で読むこ とができます. http://emacs-w3m.namazu.org/info/ 2. 動作環境 emacs-w3m をインストールする前に,必要な環境が整っているか調べてくだ さい. emacs-w3m を動かすには最新の w3m (バージョン 0.3.1 以上) が必要です. このプログラムは w3m のバージョンに強く依存しているので,既に w3m を インストールしてある場合は,それを確認してください.また,w3m のより 新しいバージョンがリリースされているかどうかをチェックするために,公 式の w3m ウェブページを訪問することをお勧めします: http://prdownloads.sourceforge.net/w3m/ emacs-w3m に同梱して配布されている shimbun ライブラリを利用するために は,FLIM を前もってインストールしておく必要があります.詳細については, Info の「Shimbun Library」節を確認してください. a) Emacs 21.x emacs-w3m を動かすために,余分にインストールが必要なモジュールはあ りません. b) XEmacs 21.x 第一に,emacs-w3m は XEmacs 21.4.17 以上,および XEmacs 21.5-b19 以上だけをサポートすることに注意してください.加えて, timer-funcs.el を含む最新の xemacs-base パッケージをインストールし ておく必要があります. APEL を前もってインストールしておく必要があります.次の場所にある 最新のものを使ってください. http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~tomo/lemi/dist/apel/ 注意: APEL XEmacs パッケージ (SUMO に含まれています) のバージョン 1.32 より古いものは使えません.もしすでにそのような版のパッケージ がインストールされているならば,それを更新するか,または上記のリ ンクで示した APEL で置き換えるために,以下の命令を使ってください (新規に APEL をインストールする場合も同じ命令を使うことができます): % rm -fr /usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages/lisp/apel % cd apel-10.7 % make install-package XEMACS=xemacs-21.4.x\ PACKAGEDIR=/usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages XEmacs 21.x に emacs-w3m をインストールする場合は,必ず gifsicle プログラムもインストールしてください.現在すべての XEmacs 21.x に はオプティマイズされたアニメーション gif が正常に表示されなかった り,ある種のインターレース gif を表示しようとするとクラッシュして しまうバグがあります.emacs-w3m は gifsicle を利用して,gif データ を XEmacs 21.x で扱える形式に変換します.これは次の場所から入手す ることができます. http://www.lcdf.org/gifsicle/ c) Emacs 20.x, Emacs 19.34 (含 Mule 2.3) これらの Emacs を,emacs-w3m はサポートしません. 3. インストール 3.1. UNIX 系の環境でインストールする場合 最初に,configure スクリプトを実行してください. % ./configure もし、 configure スクリプトが見つかられなければ、 autoconf コマンド を実行してください。 これは、 configure スクリプトを作成します。 % autoconf Gnus ユーザへの重要なお知らせ: ============================== いろいろなバージョンの Gnus がインストールされている場合 (リリース 版と開発版の Gnus があるかもしれません) は,あなたが使う gnus.elc ファイルがインストールされているディレクトリが load-path の中で優先 されるようにしてください.それには以下のように `--with-addpath' オ プションを使ってください. % ./configure --with-addpath=/usr/local/share/emacs/site-lisp/gnus APEL や FLIM などの必要なモジュールが,標準的ではないディレクトリに インストールされている場合には,`--with-addpath' オプションを使って, そのディレクトリを指定する必要があります (さらに,それに Gnus のディ レクトリを `:' で分けて含めても構いません). % ./configure --with-addpath=/opt/share/apel:/opt/share/flim 次に,emacs-w3m を適当なディレクトリにインストールするため,次のコ マンドを実行してください. % make % make install Emacs 21 または XEmacs を使っているならば,アイコン画像のファイルを インストールした方が良いでしょう.それを行なうには: % make install-icons または % make install-icons30 後者はちょっと大きな,文字も入ったアイコン画像を使うためのものです. install の代わりに install-package を使うと,XEmacs の package とし てインストールすることもできます. % make % make install-package この場合 install-icons または make install-icons30 を実行する必要は ありません. `make install' または `make install-package' によって info ファイル もインストールされます. 3.2. 非 UNIX 系の環境でインストールする場合 configure スクリプトを実行できない,または make コマンドが存在しな い環境の場合は,以下のコマンドを実行してください. % emacs -batch -q -no-site-file -l w3mhack.el NONE -f w3mhack-nonunix-install APEL や FLIM などの必要なモジュールが,標準的ではないディレクトリに インストールされている場合には,以下のようにそのディレクトリを指定 する必要があります. % emacs -batch -q -no-site-file -l w3mhack.el //c/share/apel://c/share/flim -f w3mhack-nonunix-install 4. 設定 Emacs-w3m のいろんな変数をいじるときは,~/.emacs-w3m ファイル (これ は `w3m-init-file' という変数のデフォルト値です) の利用を推奨します. このファイルは ~/.emacs と似ていますが,こちらは emacs-w3m が起動する ときに読み込まれます.しかし,例えば w3m-command のように,そこに書く ことができないオプションがあることに注意してください. 4.1. 基本 次の設定を ~/.emacs ファイルに追加してください. (require 'w3m-load) XEmacs package として emacs-w3m をインストールしたのならば,この設 定は不要です. 4.2. mime-w3m T-gnus や Wanderlust などの SEMI MUA 上で,メッセージ中の text/html パートを emacs-w3m を使って表示させるには,以下の設定を ~/.emacs ファ イルに追加する必要があります. (require 'mime-w3m) 4.3. Proxy Gateway これにはいくつかの方法があります.一つは環境変数 http_proxy を shell 上で,こんなふうにグローバルに設定することです: setenv http_proxy http://proxy.hogege.com:8000/ 他に,オプション `w3m-command-arguments' をカスタマイズして,"-o" および "http_proxy=http://PROXY_SERVER_NAME:PORT/" を追加する方法が あります.これは ~/.emacs-w3m ファイルで以下のように行なうことも できます. (setq w3m-command-arguments (nconc w3m-command-arguments '("-o" "http_proxy=http://proxy.hogege.com:8000/"))) 環境変数 no-proxy にコンマで区分けされたホスト名を設定するか,また は以下のようにドメイン名 (ホスト名ではない) のリストをオプション `w3m-no-proxy-domains' に設定することによって,proxy ゲートウェイを 使わずに接続するホストを指定することができます. (setq w3m-no-proxy-domains '("local.com" "neighbor.com")) no-proxy ホストの設定に正規表現を使うには,オプション `w3m-command-arguments-alist' のドキュメントを見てください. 5. 連絡先 バグリポート,改善への貢献,提案,または助けを求めるには,メールを 宛に送ってください.もし `mail-user-agent' を 正しく動作するように設定してあれば,`report-emacs-w3m-bug' コマンドか `C-c C-b' キーを使ってバグリポートを送ることもできます. 6. 謝辞 伊藤彰則さんによって開発された w3m がなければ,このプログラムは存在し ませんでした.最大の謝意を,伊藤さんに捧げたいと思います. 7. 関連情報 [1] APEL http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~tomo/lemi/dist/apel/ から 入手できます. [2] FLIM http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~tomo/lemi/dist/flim/flim-1.14/ から入手できます.APEL に依存しています. [3] gifsicle http://www.lcdf.org/gifsicle/ から入手できます. Local Variables: mode: indented-text mode: outline-minor outline-regexp: "[0-9]\\.[0-9]\\.[0-9]\\.\\|[0-9]\\.[0-9]\\.\\|[0-9]\\." coding: euc-japan use-kuten-for-period: nil use-touten-for-comma: nil fill-column: 72 End: